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2005年11月16日 (水)

ISO9001更新審査終わる

 私の勤める知的障害者施設は、2002年12月にISO9001:2000の認証登録を受けました。3年前は「措置から契約へ」という流れで支援費制度の導入を間近に控え、福祉施設にとって大きな時代の変化が来ると言われていました。知的障害者施設にとって顧客(地域の障害者の方、そのご家族の方)に選ばれるためには、組織をどのようにすればよいか暗中模索をしていたのです。

 2000年に戦後社会福祉事業、社会福祉法人、福祉事務所などに関する枠組みを規定していた社会福祉事業法が「社会福祉法」に改正され、個人の自立支援、利用者による選択の尊重、サービスの効率化などを柱とした新しい社会福祉の方向性が示され、2003年4月からは「支援費制度」への移行が決まり、そのために日夜取り組んでいた頃でした。社会福祉法には顧客による選択を保証するシステムとして、苦情解決とサービスの第三者評価が盛り込まれていましたが、後者は努力目標に過ぎませんでした。

 ここに目をつけました。サービスの第三者評価を何とか活用できる方法はないかと。ここでたどり着いたのが「ISO」だったのです。認証取得するからには一気呵成に取り組もうということで、2002年6月から始めてその年の12月に取得しました。

 ISOに関しては、さまざまな評価があります。とくに福祉サービス事業においては、維持にかかるコストと見合うだけの効果があるかとの疑問がきかれることがあります。しかしISOは自施設の提供するサービスを改善し続けるための「ツール」です。ツールですから、使い方次第です。使い方の巧拙とツールの善し悪しの評価を混同しないことが大切だと思います。

 こうして3年が経ちました。この間、半年ごとに定期審査を受け続けました。内部監査でもQMS(品質マネジメントシステム)がうまくいっていないところがたくさん出続けました。歩みは遅々としていますが改善し続ける「姿勢」が身についてきた実感はあります。

 今月14日から16日まで3日間の更新審査があり、本日終了しました。改善指摘事項はなく、無事更新できることになりました。とはいえ、審査を通じて今後改善をしていくべきポイントはたくさん見つかりました。

 このポイントを大切に受け止め、改善し続けたいと思います。改善すべき点をなくすのが目的ではなく、改善し続ける姿勢を維持することこそが、組織に必要なことであると思っています。

 しかし、ISO9001の認証取得を通じて、大きく変わってきたのは実は「組織」ではなく、「人」でした。このことはまた書きます。

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