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2005年11月25日 (金)

障害者自立支援法対策チーム発足

 本日、私の勤務する施設では(遅ればせながら)「障害者自立支援法対策チーム」が発足し、第1回会議を開催しました。自立支援法が成立する以前から「入所授産施設」が一番大きな影響を受けるといわれていましたから、はやくその対応に向けてとりくむ必要は感じていましたので、ようやく発足し、ちょっとだけ(ほんとうにちょっとだけ)ほっとしています。
 今日の会議では、いろいろな情報の整理として、障害者本人負担の内容とか、新事業体系のこと、報酬単価や職員の人員配置基準に関する情報について確認しました。
 
 また私の施設は「全国社会就労センター協議会」に加入しているので「セルプ通信速報」が入手できますから、その資料を基に情報交換しました。
 現在の情報を見る限りでは、新しい法制度の下で「今まで同じことをし続けること」は本当に難しいようです。
 顧客満足(CS)を高めることが組織としての使命でありますが、その前提として従業員満足(ES)の追求があります。
 新しい法制度の下での対応については、この「CSのためのESの追求」を見失わずにすすめたいと思います。
 新しい「対策チーム」にはこのことをお願いしました。
 さて昨11月24日に、セルプ協制度・政策・予算対策委員会会議が開催されました。午後の「新施設・事業体系移行モデル小委員会」のなかで、新施設・事業体系移行のフローチャートとその際の検討ポイントのリストなどを検討しました。この内容は、12月6~7日に開催される「障害者自立支援法の施行に向けた実践研修会」のなかの「移行手順等の基本的考え方」という講座で示される予定です。
 また今後11月28日に「新しい障害福祉サービスを考える会」開催12月5日に社保審障害者部会の開催が予定されています。なお11月11日に開催された障害福祉主管課長会議についてはセルプ通信速報67号でもふれられていますが全文を参照されたい方は、下記サイトでダウンロードできます。

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2005年11月21日 (月)

千葉県障害者就労事業振興センターは期待できる

 NPO法人「千葉県障害者就労事業振興センター」が設立され、本日千葉県教育会館でその事業説明会が開催されました。千葉県障害福祉課の竹林課長が最初から最後まで出席されていて、千葉県のこの事業に対する意気込みを感じました。

 この振興センターの設立経緯やら目的・役割などの説明を受けましたが、その中で「振興センター事業の目標」として、①3年後の工賃を月額17,000円以上とする。②新たな障害者雇用の場を3年間で3施設以上設立する。が掲げられました。

 このような具体的かつ測定可能な数値目標が掲げられたことに対して、ほんとうに心強い思いがしました。

 当然新しい事業だけに、今後どのように推移していくか未知の部分が多くあって、新しい役員さん(理事さんやセンター長さん、職員さん)は不安が多いことだろうと思います。振興センターの組織そのものがどのような規模で成長していくかすら未知なはずです。それだけに具体的な目標を掲げられたこと、その勇気というか、強い気概に敬意を表したいと思います。

 福祉業界は「崇高な理念」と「現実」とのギャップに苦しむことが多いと感じます。とくに授産施設や作業所は、それを強く感じることが多いと思います。それは「障害者支援の手腕」と「事業経営の手腕」が車の両輪となって進むことが必要ですが、とかく「障害者支援の困難性」を「事業経営の不手際」の理由と見間違えてしまいがちだからではないでしょうか。

 「障害者支援」の重要性を認識しながらも事業経営の改善に取り組む必要性は、いろいろなところで主張されていますが、あらためて、振興センターの姿勢は大きく評価できると確信します。

 センター長さんが「絵に描いた餅にならないように」と決意を述べられていましたが、目標を設定してさえいれば、目標は達成できます。

 私の勤務する施設は、ISO9001:2000の認証取得事業所ですが、過去数年間の取り組み実績からしても、このことは確かです。「目標は掲げれば達成できる」。

 千葉県障害者就労事業振興センターの今後に大いに期待したいと思います。

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2005年11月16日 (水)

ISO9001更新審査終わる

 私の勤める知的障害者施設は、2002年12月にISO9001:2000の認証登録を受けました。3年前は「措置から契約へ」という流れで支援費制度の導入を間近に控え、福祉施設にとって大きな時代の変化が来ると言われていました。知的障害者施設にとって顧客(地域の障害者の方、そのご家族の方)に選ばれるためには、組織をどのようにすればよいか暗中模索をしていたのです。

 2000年に戦後社会福祉事業、社会福祉法人、福祉事務所などに関する枠組みを規定していた社会福祉事業法が「社会福祉法」に改正され、個人の自立支援、利用者による選択の尊重、サービスの効率化などを柱とした新しい社会福祉の方向性が示され、2003年4月からは「支援費制度」への移行が決まり、そのために日夜取り組んでいた頃でした。社会福祉法には顧客による選択を保証するシステムとして、苦情解決とサービスの第三者評価が盛り込まれていましたが、後者は努力目標に過ぎませんでした。

 ここに目をつけました。サービスの第三者評価を何とか活用できる方法はないかと。ここでたどり着いたのが「ISO」だったのです。認証取得するからには一気呵成に取り組もうということで、2002年6月から始めてその年の12月に取得しました。

 ISOに関しては、さまざまな評価があります。とくに福祉サービス事業においては、維持にかかるコストと見合うだけの効果があるかとの疑問がきかれることがあります。しかしISOは自施設の提供するサービスを改善し続けるための「ツール」です。ツールですから、使い方次第です。使い方の巧拙とツールの善し悪しの評価を混同しないことが大切だと思います。

 こうして3年が経ちました。この間、半年ごとに定期審査を受け続けました。内部監査でもQMS(品質マネジメントシステム)がうまくいっていないところがたくさん出続けました。歩みは遅々としていますが改善し続ける「姿勢」が身についてきた実感はあります。

 今月14日から16日まで3日間の更新審査があり、本日終了しました。改善指摘事項はなく、無事更新できることになりました。とはいえ、審査を通じて今後改善をしていくべきポイントはたくさん見つかりました。

 このポイントを大切に受け止め、改善し続けたいと思います。改善すべき点をなくすのが目的ではなく、改善し続ける姿勢を維持することこそが、組織に必要なことであると思っています。

 しかし、ISO9001の認証取得を通じて、大きく変わってきたのは実は「組織」ではなく、「人」でした。このことはまた書きます。

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2005年11月10日 (木)

妹がよくなって

知的障害の姉妹におこったこと。姉は私の勤務する施設の顧客でした。妹は重度の身体・知的障害でしたが、あるとき精神科医の診察により行動障害の原因に「幻聴」があることに気づき向精神薬を投与したところ、とてもよく改善がみられたとのこと。表情が明るくなりお話も多く出るようになりました。ご家族はとても安心しました。そして姉に「妹もこんなによくなったのだから、お姉ちゃんも頑張ろうね」って励ましました。しばらくすると姉の生活が大きく変わっていったのでした。(つづく)

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2005年11月 9日 (水)

手がありますから

先日、顧客(私の勤務する知的障害者施設の利用者・施設サービスの消費者のことです)のお母さんをご自宅まで私の車で送ったときのこと。お母さん曰く「この間、担当のさたか先生がおっしゃった一言でほっとしました」 「なんて申し上げたんですか」と私。「さたか先生が『お母さん、一人であまり無理しないでください。僕たちには手がありますから』と言ってくれたんです。子どものことでいろいろと悩んでいたときに、手がありますからという一言が本当にうれしく、ほっとしたんです」 職員のチームワークがあるなぁ、と感じた一瞬でした。複数の職員の固いチームワークを感じていてくれたからこそ、さたか先生は「私が頑張りますから」ではなく「手がありますから」という言葉が自然に口から出たのでしょう。頼もしい職員の存在を再発見し、私自身もほっとしました。

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